2018年04月29日

食べ物の味は、パッケージで変わる! 価格で変わる!


<VOL.738>


スーパーの棚に並んでいる、食料品の数々。

メーカーが全力で開発しているので、
“それなり”に美味しいものばかりです。

“それなり”というのは、
価格とのバランスがあるので、仕方のないこと。

この美味しい食料品たちは、
だいたい数十円〜数百円の範囲で売られています。

消費者は、味と価格に納得して、
好みに合うものを買っていきます。

納得しているので、満足感もあります。


話は変わりますが、
旅行に行くと土産物を買う人は多いでしょう。
500〜3000円程度のもの。

自身のためや友人・知人のために、
“それなり”のものを選びます。

お菓子や海産物が多いのではないでしょうか。

この土産物の価格を見て、
「こんな高いものは買いたくない」
と考えたことのある人はいるでしょうか。

「渡す相手による」という問題ではなく、
商品と価格のバランスのことです。

“土産物とはそういうもの”
という認識で買っているのではないでしょうか。

“相場”を疑ったことはないでしょう。

予算に合わせて、その範囲のものを買うことに、
納得しているのではないでしょうか。


また話は変わりますが、
お中元・お歳暮を贈る人は、いまだに多いですよね。

お世話になった人に“心を込めて”というのは建前で、
見栄えの良いものを贈りたいものです。

高級そうな名前やパッケージで、高級そうな包装。
価格も高級。数千〜数万円。

貰った人は、高級を感じ、高級な美味しさを楽しみます。


さて、食料品が売られている
3つのシチュエーションを書きましたが、
ここからが本題です。

3つのシチュエーションで見られる、
「お菓子」を想像してみてください。

中にカスタードクリームや生クリームの入った、
ふわふわなスポンジケーキがあるとします。

1つめは、中の見える簡易な包装で、
スーパーに並んでいるもの。

2つめは、紙で個包装し、箱に整然と並び、
土産物屋に並んでいるもの。

3つめは、1つ1つ和紙で包装され、1つずつ箱に入り、
それが桐の箱に詰められ、組み紐まで掛かっているもの。
百貨店のギフトコーナーに、見本が置かれています。

それぞれ、300円、1000円、5000円で
売られているとします。

この3つ、中身がまったく同じものだとしても、
誰が気づくでしょうか。

売られている場所が違い、売り方も違っていれば、
誰も疑問を持たずに買っていくでしょう。

売る場所に合った“相場”なので、納得もしています。

5000円のものを受け取った人も、
“それなり”の佇まいのものなので、
“それなり”に美味しいと感じます。

人の味覚はかなりアバウト。
雰囲気も味のうちなのです。

ここから考えられるのは、ものを売るなら、
高くても売れる“売り方”をした方が得だということ。

薄利多売は、
メーカーや量販店に任せておけば良いのです。

中小企業・個人商店は、
“価値”を感じる“売り方”をすべきです。

posted by 佐藤きよあき at 08:26| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月22日

「シニア店員」を積極的に採用しろ!


<VOL.737>


いまコンビニ各社は、
店員さんへのシニア層の採用を積極的に行っています。

政府が訴えている「高齢者の雇用促進」ではなく、
シニア層の“能力”を買っての採用です。

セブン‐イレブンは、年齢無制限で、
労働日数・労働時間も相談に応じています。

なぜ、そこまでしてシニア層を採用するのでしょうか。

それは、「コンビニが社会で果たす役割」にあります。

言い換えれば、
社会から求められていることに応えるためには、
シニア層の力が必要なのです。

シニア層は社会経験が長く、
常識や人との接し方を知っています。

SNSで暴走するような若い店員のようなことはしません。

学生やフリーターと比べると、
勤務態度が良く、遅刻や欠勤も少ないのです。

世代的に真面目な人が多いので、
自分の与えられた仕事・役割をきちんと理解しています。

それが、若い店員にも良い影響を与えていると言います。

しかし、これらはシニア層の“素質”であって、
“能力”ではありません。

コンビニが期待する能力は、もっと他にあります。

コンビニではいま、高齢者の利用が増えています。

遠くのスーパーより、近くのコンビニ。

お店の規模や利用できるサービスが、
高齢者にとって非常に便利なのです。

スーパーは大きくて疲れますが、コンビニは小さい。

すぐに食べられるお弁当や惣菜、
小さくカットされた野菜が売られている。

荷物を送ることも公共料金を支払うこともできる。

そんな便利さに気づいた高齢者が、
日常的に利用するようになったのです。

こうなると、高齢者にとってコンビニは、
生活に不可欠な存在となってきます。

コンビニとしても、望まれているのなら、
それに応えなければなりません。

そこで始まった取り組みが、
ひとり暮らし高齢者への買い物支援や
弁当の配達、移動販売などです。

この取り組みに必要なのが、シニア店員なのです。

若い店員でも良いのですが、
高齢のお客さまとのコミュニケーションが
難しい場合があります。

シニア店員なら、
同年代や年配者の気持ちを理解しやすいと言えます。

また、地元の人間なら、地域の実情にも詳しいので、
お客さまとのコミュニケーションが取りやすいのです。

人と人との繋がりを作りやすいので、
地域密着型の店舗として、お客さまにも愛されます。

今後、コンビニに求められるのは、
「地域のインフラを担うこと」です。

地域の中心的存在となって、地域社会を守っていく。

その“機動力”となるのが、シニア店員なのです。

posted by 佐藤きよあき at 08:36| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

ターゲットのいる地域に出店しろ!


<VOL.736>


企業やお店が新規出店する際、
同業種が集まっている地域に
事務所や店舗を構えることがあります。

事業に関連するモノや情報が手に入りやすい
という利便性や集客力の高さを考えてのことです。

電器屋街・家具団地・歓楽街なども、
同業種が集まった後、関連するお店も集まることで、
さらに大きな集積地となるのです。

同業種が集まっていれば、
当然、お客さまも遠くからやって来ます。

そこに行けば、欲しいものが手に入りやすいからです。

こうして、誰もが知っている
「○○街」が形成されるのです。

「○○と言えば、○○」という
明確なイメージが構築されれば、
想定しているターゲットが確実に足を運んでくれます。

このような地域に出店できれば、
集客の苦労がかなり軽減されます。

では、誰もが認める「○○街」には、
まったく違う業種は出店できないのでしょうか。

出店しても、失敗するのでしょうか。

実は、ここに大きなチャンスが存在しているのです。

ここに集まるターゲットは明確なので、
このターゲットが持つ、
別の欲求を読み取れば良いのです。

東京・秋葉原は、電器屋街として有名です。

家電やパソコンを求めて、多くの人がやって来ますが、
特に目立つのは「オタク」と呼ばれる若い男性。

マニアックな彼らは、
その強いこだわりを満たしてくれる、
家電・パソコンを探し求めています。

この「オタク」の別の欲求を読み取って成功したのが、
AKB48の劇場やメイドカフェです。

家電・パソコンのオタクは、
アイドルやメイドに関するオタク
でもある場合が多いのです。

さらに、秋葉原に出店した、別の欲求を満たすお店が、
「カレー屋さん」です。

オタクたちは、
目当ての商品を探すことに時間を費やしたいので、
お腹が空いたら、手早く食べられるお店を探します。

「安い・早い・大盛り」のカレー屋さんは、
まさにピッタリのお店だったのです。

元々、この界隈にはインド人技術者が多くいたことから、
カレー屋さんはあったのですが、オタクが増えたことで、
他地域にお店を構えていたカレー屋さんが
どんどん集まり、いまや100店近くにまで増え、
激戦区と言われるようになりました。

さらに、その噂を聞いた外国人までが集まるようになり、
カレー屋さんが観光資源となっているのです。

この外国人の欲求を読み取れば、
さらなるビジネスが展開できそうです。

多くの人が集まる場所は、
その人たちの欲求を満たしてあげることを考えれば、
新たなビジネスの生まれる可能性が高くなります。

posted by 佐藤きよあき at 07:39| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする