2018年02月18日

『ブスの25箇条』に学ぶ、商売人の心の持ち方。


<VOL.728>


「清く、正しく、美しく」。

現代社会では、忘れ去られた言葉かもしれません。

宝塚歌劇団の創始者である
小林一三氏の遺訓でもあるこの言葉は、
荒廃しているいまだからこそ、
思い出すべき言葉ではないかと思います。

いま社会を見ていると、金儲けのためなら何でもアリ、
という風潮が感じられます。

詐欺まがいのことを平気でやり、普通の人でさえ、
悪どい商売に手を出していたりします。

不景気が長く続き、心が荒んでしまったのでしょう。

しかし、そうした商売は必ずしっぺ返しがあります。

一時的に痛い思いをするだけではなく、
心の傷となって一生残ります。

人は本来、「清く、正しく、美しく」あります。

その本能を偽っていては、
やがて心のバランスが取れなくなり、
崩壊する時がやって来ます。

自身の行いに耐えられなくなるのです。

そうならないためには、
どれだけ厳しい環境にいようとも、
「清く、正しく、美しく」あることを
心掛けなくてはなりません。

宝塚歌劇団の稽古場に、
『ブスの25箇条』という張り紙があります。

いつ誰が書いたものかはわからないものの、
ずっと張られたままになっています。

「清く、正しく、美しく」あるために、
先輩が後輩に書き遺したものでしょう。

心の“ブス”になるな、という意味を込めて。

ここにご紹介します。

【ブスの25箇条】

1.笑顔がない。
2.お礼を言わない。
3.美味しいと言わない。
4.精気がない。
5.自信がない。
6.愚痴をこぼす。
7.希望や信念がない。
8.いつも周囲が悪いと思っている。
9.自分がブスであることを知らない。
10.声が小さくイジケている。
11.なんでもないことに傷つく。
12.他人に嫉妬する。
13.目が輝いていない。
14.いつも口がへの字の形をしている。
15.責任転嫁がうまい。
16.他人をうらやむ。
17.悲観的に物事を考える。
18.問題意識を持っていない。
19.他人につくさない。
20.他人を信じない。
21.人生においても仕事においても意欲がない。
22.謙虚さがなく傲慢である。
23.他人のアドバイスや忠告を受け入れない。
24.自分が最も正しいと信じ込んでいる。
25.存在自体が周囲を暗くする。

あなたの中の心の“ブス”を追い出すことが、
「清く、正しく、美しく」に繋がるのです。

心の“ブス”は、誰も振り向いてはくれません。

人としても商売人としても、
このことを忘れてはいけないのです。

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2018年02月11日

あなたのお店の『プロジェクトX』を語れ!


<VOL.727>


あなたのお店や商品の存在をもっと広めたければ、
お店を作った経緯や商品が開発された背景、
商品を探し出した時の苦労など、
それらにまつわる「物語」をお客さまに伝えるべきです。

あなたは、その物語の主人公です。
もっとも語るに相応しい人物なのです。

あなたのこと、お店のこと、商品のことなどの中から、
物語になる要素がないかをまずは探し出してみましょう。

・その商売との出逢いはどうだったのか。

・あなたの生い立ちはどんなものか。

・商品を見つけた時に喜び。

・お客さまに喜んでもらえた時の気持ち。

・お客さまに怒られたエピソード。

・経営危機をどう乗り越えたのか。

・地域社会との関わりはどうか。

・夢や目標は何か。

これらを『プロジェクトX』型のストーリーにして、
お客さまに伝えるのです。

人は、人のことを知りたがります。

人の苦労話が好きです。

成功物語には拍手を送ってくれます。

失敗物語には応援をしてくれます。

主人公であるあなたは、
すべてをさらけ出して、見てもらいましょう。

商売に取り組む強い意志と姿勢を語ってみましょう。

個人商店の基本は、人づきあいです。

濃いつきあいを望むなら、あなたの真実の物語を
知ってもらわなければなりません。

そこに『プロジェクトX』が存在するなら、
お客さまは共感し、感動し、
あなたを応援してくれるようになります。

そこからは、お客さまと共に、
新たな『プロジェクトX』の物語を
作っていくことができるのです。

posted by 佐藤きよあき at 09:06| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

あなたのお店の“ちょっといい話”を集めろ!


<VOL.726>


毎日、お客さまと接していると、
いろんなことが起こります。

相談にのって欲しいというお客さま。
感謝の気持ちを伝えにきてくれたお客さま。
同郷の人との出逢い。
クレーム、探し物、冷やかし……。

商売は、人との繋がりを大切にしなければなりません。

特に個人商店は、人づきあいが仕事のようなものです。

さまざまな繋がりがあってこそ、
常連さんが生まれるのです。

では、人との繋がりを築くには、
どうすれば良いのでしょうか。

お客さまを想い、求められるものを提供し、
後々までしっかりとフォローする。

……となるのですが、
それは商売人としては当然のことです。

大切なのは、その結果です。

親身になって応対したお客さまは、笑顔になれたか。
感動してくれたか。

店主・従業員は、満足したお客さまを見て、
心地良さを感じたか。

こうした精神面の充足感があって初めて、
お客さまと商売人との繋がりが
築かれたことになるのです。

これが、お店の財産なのです。
長く商売を続ける上で、なくてはならないものです。

やりがい・生きがいにもなります。

しかし、このようなエピソードを
心の中に仕舞い込むのは、実にもったいない。

心に響くような“ちょっといい話”があった時には、
授業員はもとより、
お客さまにも伝えることをお奨めします。

従業員の間で感動話を共有することは、
モチベーションの向上になります。

仕事への取り組む姿勢も変わってきます。

お客さまに伝えることは、
お店に対する共感から、親近感が生まれます。

その空間には、“何か温かいもの”が
存在することを感じてくれます。

あなたのお店の“ちょっといい話”を集めてください。
過去を思い出してください。

そして、それをニューズレターやチラシ、
SNSなどで拡散してください。

きっと共感してくれます。

最後に、ディズニーランドで
「伝説のサービス」と言われるエピソードを
ご紹介しておきます。

「ディズニーランド流心理学(山田眞著)」
という本の中で紹介されています。

・・・・・・・・・・・・・(抜粋)・・・

東京ディズニーランドの「ワールドバザール」
の一角にある人気レストラン
「イーストサイド・カフェ」でのできごとだ。

そこに若い夫婦がやってきた。
キャストは二人用の席に案内し、注文を取った。

二人は、それぞれが食べるであろう食事以外に、
もう一品、料理を頼んだ。

「お子さまランチをください」

応対したキャストは、困惑した。

東京ディズニーランドのマニュアルでは、
お子さまランチは、
九歳未満の子ども以外には出せないことになっていた。

そう言われて二人は寂しげな顔で、互いを見つめ合う。

キャストは勇気を出して、そのお子さまランチを、
誰が食べるのかを尋ねた。

「今日は、昨年亡くなった娘の誕生日なんです。
 私の体が弱かったせいで、
 娘は最初の誕生日を迎えることもできませんでした。
 おなかの中にいるときには、
 主人と三人で、ここのお子さまランチを
 食べに行こうねって約束していたのに、
 それを果たせませんでした……。それで、今日は、
 娘にお子さまランチを頼んであげたくて、参りました」

その言葉に、キャストは言葉をつまらせた。

そして次の瞬間、
そのキャストは、二人を別の席に案内した。

家族四人でかけるテーブルだ。
そして、さらにそこに子ども用の椅子も持って来た。

もちろん、そのテーブルに、
お子さまランチが持ってこられたのはいうまでもない。

「どうぞ、ご家族でごゆっくりとお楽しみください」

キャストはそう言って、テーブルをあとにした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は、この話を忘れることができません。
これこそがサービス、おもてなしだと思います。

このエピソードは、キャスト全員に伝えられました。

また、このお客さまによって新聞に投稿され、
「伝説のサービス」と言われるようになったのです。

posted by 佐藤きよあき at 09:01| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする