2018年05月20日

試す価値あり! 「ハート」の集客力。


<VOL.741>


「ハート」の形をしているというだけで、
世界中の人びとを魅了する場所があります。

波で浸食された岩。
巨大な切り株の空洞内部。
海岸の入り江。
小さな島。

自然の力によって偶然形成されたそれらは、
なぜか人びとの注目を集め、
いつの間にか観光地化しています。

また、遊び心で「ハート」をモチーフにしたことで、
集客に貢献している場所もあります。

北海道の「夫婦愛の鐘」というモニュメント。
長崎県の旧グラバー住宅付近の敷石のひとつ。
同じく長崎県・眼鏡橋付近の石垣のひとつ。

「ハート」をつけた神社の鳥居や
「ハート型」に刈り込んだ花壇、
絵馬を「ハート型」にしている神社などもあります。

人びとは、愛の象徴でもある「ハート」を見つけると、
理屈など関係なく、嬉しくなってしまうものです。

ひと目見るため、SNS用写真を撮るために、
出掛けて行くのです。

町おこしの話をしようというのではありません。

「ハート」は、
個人商店でも活用できる集客アイデアなのです。

たとえば、京都府宇治田原町にあるお寺が、
「ハート」によって観光客を増やしています。

集客のために「ハート」を使ったわけではなく、
意図せず、人を集めてしまったのです。

数年前に、お茶会に使う客殿を新築する際、
約1400年前から日本に伝わる厄よけ文様を
窓に取り入れました。

「猪目(いのめ)」と言われる文様なのですが、
それが「ハート型」なのです。

この窓越しに見る景色と
部屋の雰囲気がじわじわと話題になり、
人びとが押し寄せているのです。

窓が「ハート型」というだけです。

これほど「ハート」に集客力が期待できるのなら、
あなたのお店にも、
「ハート」を取り入れてみても良いのでは。

飲食店なら、料理が「ハート型」。
服なら、「ハート柄」を集める。
ホテルなら、「ハート」だらけのお部屋。
ギフトなら、「ハート型」や「ハート模様」の雑貨。

「ハート」の集客力は、かなり高いと言えます。

試す価値は、充分にあります。

posted by 佐藤きよあき at 08:48| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月13日

『キャバ嬢専用手帳』に学ぶ、究極の商品企画。


<VOL.740>


キャバクラから出てきた男性の顔は明るいものです。

楽しい時間を過ごしたであろうことは、
想像に難くありません。

不況で多少の影響はあるでしょうが、
キャバクラが、ITと並ぶ好況ビジネスであることは
間違いはありません。

いま、若い女性が手っ取り早く稼ぐには、
最適な仕事なのかもしれません。

しかし、キャバ嬢の戦いは熾烈です。

風俗のようなダークな部分がないため、
参入者が多いのです。

東京だけで数万人。
全国では10万人を超えると言われます。

そんな厳しい世界で、
大金を稼ぐことは容易ではありません。

お客さまの指名を勝ち取り、目標を達成し、
ナンバーワンとなるためには、
相応のテクニックが必要です。

「可愛い」「セクシー」だけでは、
一流のキャバ嬢にはなれません。

男性の志向・行動・心理を理解した上で、
自分の価値を売り込み、
お客さまを満足させなければならないのです。

そのためには、
お客さまの一人ひとりを知り尽くす必要があります。

そんなキャバ嬢の
“顧客管理”をサポートする会社があります。

お客さまのデータをこと細かく収集するための
手帳を販売しています。

『稼ぐキャバ嬢ホステス手帳』。

スケジュールや売り上げ、
指名本数などの基本項目に加え、
お客さまとの会話内容や支払い方法、領収書の有無、
交際程度、希望の卓番、たばこの銘柄、よく飲む酒、
気の合うヘルプ&ボーイなどが、
書き込めるようになっています。

キャバ嬢は、お客さまの席に行く前にこの手帳を見て、
気配りを働かせるのです。

ナンバーワンクラスになると、
お客さまのデータは頭に入っているでしょうが、
そんなキャバ嬢はひと握り。

ほとんどのキャバ嬢は、
まったくの素人からの“勉強中”なので、
こうした手帳が役立つのです。

お客さまを質問攻めにするキャバ嬢より、
自分のことをわかってくれているキャバ嬢に、
男性は惹かれるものです。

相手は仕事でやっていることがわかっていても、
「もしかして俺に…?」と、男性は思いたいのです。
そして、口説こうとします。

それが、キャバクラの“遊び方”なのです。

「今日がダメなら、また今度」と、
常連になっていくのです。

実に緻密な計算をされたビジネスモデルです。

さりとて、男性は騙されているとは考えません。
笑顔でお店を後にします。

お客さまは満足し、お店は儲かるのです。

このビジネスモデルを他のビジネスにも応用すれば、
日本経済も活性化し、
社会も明るくなるのではないでしょうか。

そこに目をつけた、
手帳の販売会社が素晴らしいと思います。

業界を絞り込み、
そこで働く女性だけに焦点を当てたのです。

究極の“特化”だと言えるでしょう。

業界を知り尽くした会社だからこそ生まれた、
究極の商品ではないでしょうか。

posted by 佐藤きよあき at 08:37| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月06日

庶民の夢を叶える飲食店は繁盛する!?


<VOL.739>


話題となった飲食店に行列ができる。

そんな光景もいまや単なるグルメブームではなく、
日常的なものとして消費者に受け入れられています。

美味しいものを食べるという行為は、
大多数の人の趣味であり、生活の一部でもあります。

テレビやネットに流れる情報を敏感に察知し、
次から次へと新しいお店を渡り歩いています。

お客さまが渡り歩くということは、
固定客を掴み損ねたお店も、
当然多く存在することになります。

いまやグルメブームではないと言ったものの、
お店によっては
ブームで終わってしまうことも多いのです。

開店から閉店まで数ヶ月ということも珍しくはありません。

そんな厳しい飲食業界にあって、
繁盛し続けているお店もたくさんあります。

お客さまを飽きさせず、満足させ続けているのです。

なぜ、お客さまは離れていかないのか。

そこには、ある共通項が存在します。

現代人は日常的な食事には困らないものの、
不況の続く社会情勢下では、あまり贅沢はできません。

安い食材を求めて、
日々慎ましやかな食生活を送っています。

しかし、時には外食もしたい。
家では再現できない味や食べ方を試したい。

ちょっとした贅沢をすることで、
息抜きがしたいのです。

テレビやネットで接する料理に刺激され、
憧れを抱くこともあります。

高級フレンチであったり、料亭だったり。
高級焼き肉やステーキ。

その映像の中には、
庶民が手を出せないものも多くあります。

すると、それは夢として心に刻まれます。

そんな庶民の夢を叶えてくれるお店が
出現し始めています。

庶民がこれまで口にすることのできなかった料理を
低価格で提供するという、
明確なテーマを持ったお店です。

庶民の“こんなものを食べたい!”
という夢を叶えてくれます。

たとえば、
「大きなステーキを口いっぱいに頬張りたい」
という夢を叶えるのは、『いきなり!ステーキ』。

「フランス料理を食べてみたい」という夢を叶えるのは、
『俺のフレンチ』。

「美味しい寿司を腹いっぱい食べたい」は、
『スシロー』。

「イタリアンの珍しい食材を体験してみたい」は、
『サイゼリア』。

「いろんなスイーツをちょっとずつ食べたい」は、
『スイーツパラダイス』。

「お金を気にせず、いろんな部位の焼きとりを食べたい」
は、『鳥貴族』。

これらのように、庶民の小さな夢を叶えてくれるお店は、
繁盛し続けているのです。

学生街の大盛り食堂が、貧乏学生に愛されているように、
ちょっと贅沢な料理を安く提供するお店は、
国民の大多数である庶民から慕われるのです。

posted by 佐藤きよあき at 09:26| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

食べ物の味は、パッケージで変わる! 価格で変わる!


<VOL.738>


スーパーの棚に並んでいる、食料品の数々。

メーカーが全力で開発しているので、
“それなり”に美味しいものばかりです。

“それなり”というのは、
価格とのバランスがあるので、仕方のないこと。

この美味しい食料品たちは、
だいたい数十円〜数百円の範囲で売られています。

消費者は、味と価格に納得して、
好みに合うものを買っていきます。

納得しているので、満足感もあります。


話は変わりますが、
旅行に行くと土産物を買う人は多いでしょう。
500〜3000円程度のもの。

自身のためや友人・知人のために、
“それなり”のものを選びます。

お菓子や海産物が多いのではないでしょうか。

この土産物の価格を見て、
「こんな高いものは買いたくない」
と考えたことのある人はいるでしょうか。

「渡す相手による」という問題ではなく、
商品と価格のバランスのことです。

“土産物とはそういうもの”
という認識で買っているのではないでしょうか。

“相場”を疑ったことはないでしょう。

予算に合わせて、その範囲のものを買うことに、
納得しているのではないでしょうか。


また話は変わりますが、
お中元・お歳暮を贈る人は、いまだに多いですよね。

お世話になった人に“心を込めて”というのは建前で、
見栄えの良いものを贈りたいものです。

高級そうな名前やパッケージで、高級そうな包装。
価格も高級。数千〜数万円。

貰った人は、高級を感じ、高級な美味しさを楽しみます。


さて、食料品が売られている
3つのシチュエーションを書きましたが、
ここからが本題です。

3つのシチュエーションで見られる、
「お菓子」を想像してみてください。

中にカスタードクリームや生クリームの入った、
ふわふわなスポンジケーキがあるとします。

1つめは、中の見える簡易な包装で、
スーパーに並んでいるもの。

2つめは、紙で個包装し、箱に整然と並び、
土産物屋に並んでいるもの。

3つめは、1つ1つ和紙で包装され、1つずつ箱に入り、
それが桐の箱に詰められ、組み紐まで掛かっているもの。
百貨店のギフトコーナーに、見本が置かれています。

それぞれ、300円、1000円、5000円で
売られているとします。

この3つ、中身がまったく同じものだとしても、
誰が気づくでしょうか。

売られている場所が違い、売り方も違っていれば、
誰も疑問を持たずに買っていくでしょう。

売る場所に合った“相場”なので、納得もしています。

5000円のものを受け取った人も、
“それなり”の佇まいのものなので、
“それなり”に美味しいと感じます。

人の味覚はかなりアバウト。
雰囲気も味のうちなのです。

ここから考えられるのは、ものを売るなら、
高くても売れる“売り方”をした方が得だということ。

薄利多売は、
メーカーや量販店に任せておけば良いのです。

中小企業・個人商店は、
“価値”を感じる“売り方”をすべきです。

posted by 佐藤きよあき at 08:26| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月22日

「シニア店員」を積極的に採用しろ!


<VOL.737>


いまコンビニ各社は、
店員さんへのシニア層の採用を積極的に行っています。

政府が訴えている「高齢者の雇用促進」ではなく、
シニア層の“能力”を買っての採用です。

セブン‐イレブンは、年齢無制限で、
労働日数・労働時間も相談に応じています。

なぜ、そこまでしてシニア層を採用するのでしょうか。

それは、「コンビニが社会で果たす役割」にあります。

言い換えれば、
社会から求められていることに応えるためには、
シニア層の力が必要なのです。

シニア層は社会経験が長く、
常識や人との接し方を知っています。

SNSで暴走するような若い店員のようなことはしません。

学生やフリーターと比べると、
勤務態度が良く、遅刻や欠勤も少ないのです。

世代的に真面目な人が多いので、
自分の与えられた仕事・役割をきちんと理解しています。

それが、若い店員にも良い影響を与えていると言います。

しかし、これらはシニア層の“素質”であって、
“能力”ではありません。

コンビニが期待する能力は、もっと他にあります。

コンビニではいま、高齢者の利用が増えています。

遠くのスーパーより、近くのコンビニ。

お店の規模や利用できるサービスが、
高齢者にとって非常に便利なのです。

スーパーは大きくて疲れますが、コンビニは小さい。

すぐに食べられるお弁当や惣菜、
小さくカットされた野菜が売られている。

荷物を送ることも公共料金を支払うこともできる。

そんな便利さに気づいた高齢者が、
日常的に利用するようになったのです。

こうなると、高齢者にとってコンビニは、
生活に不可欠な存在となってきます。

コンビニとしても、望まれているのなら、
それに応えなければなりません。

そこで始まった取り組みが、
ひとり暮らし高齢者への買い物支援や
弁当の配達、移動販売などです。

この取り組みに必要なのが、シニア店員なのです。

若い店員でも良いのですが、
高齢のお客さまとのコミュニケーションが
難しい場合があります。

シニア店員なら、
同年代や年配者の気持ちを理解しやすいと言えます。

また、地元の人間なら、地域の実情にも詳しいので、
お客さまとのコミュニケーションが取りやすいのです。

人と人との繋がりを作りやすいので、
地域密着型の店舗として、お客さまにも愛されます。

今後、コンビニに求められるのは、
「地域のインフラを担うこと」です。

地域の中心的存在となって、地域社会を守っていく。

その“機動力”となるのが、シニア店員なのです。

posted by 佐藤きよあき at 08:36| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする