2018年01月14日

お客さまとの繋がりを築け!


<VOL.723>


一次産業の経営者たちは、
消費者の顔が見えないことを嘆きます。

消費者が何を思い、
どんなものを欲しているのかが、わかりづらいからです。

ニーズ・ウォンツを直接知ることができれば、
“売れるもの”を生産することができ、
効率化も図れます。

しかし、「そうは問屋が卸さない」と言うように、
消費者との間には、問屋や小売店があり、
直接話を聞くことはできません。

そんなジレンマを克服するために、
消費者と直接コンタクトを取る生産者が出始めました。

たとえば、養豚業を営む会社では、こだわりを持ち、
手間ひまを掛けて育てた豚が、流通段階では、
他の養豚場の豚と一緒にされてしまうことを
嘆いていました。

そこで、消費者に直接販売する方法を考えました。

消費者に自社の育てた豚の美味しさを
知ってもらうためには、
まずは食べてもらわなければならないと考え、
「バーベキューパーティ」を開催することにしたのです。

これなら、消費者の感想を直接聞け、
口コミも期待できます。

定期的なイベントにしたので、話題性もあり、
マスコミが飛びついてくれます。

また、消費者に直接対することで、
価格も自社で決められます。

結果、ブランド化に成功したのです。

このように、
直接消費者に販売する生産者は増えています。

ごく一部ではありますが、農家や漁師、メーカーなども、
直接消費者に販売するようになってきました。

消費者が“欲しいもの”を売る。
それが、ビジネスの基本であり、
成功するための絶対条件でもあります。

そのためには、
消費者との直接的な繋がりが欠かせないのです。

声を聞かなければ、何もわからないのです。

生産者の話をしていますが、
これは小売店でも同じことです。

商品を並べて、お客さまを待つ。

これでは、お客さまとの繋がりはできません。

お客さまのことをもっと知ることが重要なのです。

友だちだと言えるくらいの関係性を作ることで、
その人の欲しているものがわかってくるのです。

お客さまみんなが友だちなら、
お店で扱うべき商品のすべてがわかるはずです。

これで、迷いのない経営ができるのです。

posted by 佐藤きよあき at 09:17| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

「どんなものでも売れる」という発想を持て!


<VOL.722>


キューバでは、
カニが大量発生して困っているそうです。

食べられるものかどうかもわかっていないので、
地元の人たちも獲ろうとせず、
処分するしかないようです。

そこで、政府の発言。
「中国人が来ても、役に立ちそうにない」。

昔から、
「4本足のものは、机と椅子以外なら何でも食べる」
と言われる中国人を茶化して言ったものです。

中国人は、この発言に怒ることもなく、反論しています。

「中国人をみくびってもらっては困る」
「我々は100通りの食べ方を知っている」
「中国人を呼んでみろ。
 3ヵ月後には絶滅危惧種になるから」など。

実に興味深いコメントです。

その中で、私が感心したコメントがあります。

良い意味で、中国人の貪欲さが表れています。

「食べられるものは食材に、
 食べられないものは薬材に、
 薬にもならないものは建材になる」。

すべてのものを無駄にしないという、
思想とも言えるコメントです。

食べられるものは、100通りと豪語する、
さまざまな調理法で食べてしまいます。

食べられないものは薬材に、
というところも素晴らしい発想です。

漢方薬などは、まさにそう。

効能はありますが、そのままでは食べられないので、
薬にしてしまうのです。

そして、それでもダメなら、建材にして使うのです。

普通なら捨てるようなものでも、
固めれば、建材になるのです。

ものを無駄なく使い、売れるものに変えていくのです。

ビジネスでは、非常に重要な考え方です。

ある程度はリサイクルするシステムが、
日本にもできてきましたが、
まだまだ捨てているものがたくさんあります。

特に食材はその廃棄率が高く、
情けないとさえ思ってしまいます。

カタチが悪いというだけで捨てられる野菜。

漁獲量が少ないので流通させられない、
という理由で捨てられる魚介類。

食材ではありませんが、
売り値より人件費の方が高いので、
山に放置される木材。

日本の社会には、
こうした“もったいない”が溢れています。

この捨てられるものを拾い上げ、
新たな価値を付加すれば、
確実に売れるようになるのです。

日本人は、時間と手間を惜しんで、
安易な方法を取ってしまいます。

売りやすいものだけを売って、後は捨てる。
これは、改めるべき慣習です。

捨てられるものは、安く譲ってもらうことができます。
場合によっては、タダで手に入ります。

アイデア次第で、原価率の低い、利益率の高い、
新たな商材を生み出すことができるのです。

中国人は、食べられないものでも
食べるものとして売っているので、
見習うべき存在ではありません。

しかし、ものを決して無駄にしないという
姿勢や考え方は学ぶべきところです。

posted by 佐藤きよあき at 09:57| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

“ご当地アイドル”になれ!


<VOL.721>


ご当地アイドルは、ご存知だと思います。

地方を活動の拠点として、
地域のイベントや地元のテレビ局などに出演している
女の子のことです。

主にグループで活動し、
全国に何百組もいると言われています。

新潟を拠点としている女性3人組の
「Negicco(ねぎっこ)」は有名です。

次々と消えていくご当地アイドルの中で、
来年結成15年を迎える、超ベテランです。

彼女たちは、なぜ長く生き残ることが
できているのでしょうか。

音楽性やパフォーマンスの上手さが魅力だ
とも言われていますが、
それだけではメジャーなアイドルにはかないません。

ファン曰く、「なぜか応援したくなる」。

この“なぜか”の部分に、彼女たちの魅力があるのです。

人が人に惹かれるのは、
「美しい」「可愛い」「人柄が良い」「面白い」などが
要因になりますが、
もうひとつ“惹かれてしまう”要素があるのです。

・見ためは平凡だけど、見えない部分に可愛さを感じる。
・大舞台に上がるタイプではないけど、
 大きな夢を持っている。
・多くの困難にも健気に立ち向かい、一所懸命にやる。

このように、「応援したくなる人」が存在するのです。

メジャーなアイドルのような、
華やかな魅力はないのですが、
いつかは輝くかもしれないという可能性があります。

ファンは、ここに惹かれているのです。

メジャーなアイドルは、多くの人が応援してくれます。

しかし、ご当地アイドルは、
地方の少人数しか応援していません。

数が少ない分、応援に力が入り、
「俺たち、私たちが応援してあげなくちゃ!」
という思いが湧いてくるのです。

そうした支えがあるご当地アイドルは、
長く活動を続けることができるのです。


ビジネスにおいても、
“ご当地アイドル”になることをお奨めします。

活動の範囲は小さくとも、地元の人たちに支えられ、
その地域になくてはならない存在となることです。

あなたの住む地方にも、
そんな会社・お店があるはずです。

全国的には知られていなくても、
その地域の人はみんな知っているという存在。

そうなるためには、地元の人を大切にし、
地元の文化を尊重し、地元のために働くという
気概が必要となります。

地元の人びとを喜ばせることに生き甲斐を感じ、
共に地域を守り立てていく覚悟をしてください。

全国には、そうした会社・お店がたくさんあります。
ぜひ、視察に出掛けてください。

posted by 佐藤きよあき at 09:34| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

上に立つ者の仕事は、“楽をする”こと。


<VOL.720>


タヒチのボラボラ島に、家内と2人で滞在した時のこと。

個人経営の小さなホテルに泊まったのですが、
そこのオーナーを羨ましく思った記憶があります。

オーナーの仕事は、お客さまを空港からホテルまで、
モーターボートで送迎すること。

夕食時のレストランで、
テーブルをひとつひとつまわって、会話すること。

その席で、オプショナルツアーをお奨めすること。

ツアー客の出発を見送ること。

オーナーの働く姿を見たのは、たったこれだけ。

それ以外で見掛けたのは、一番良い場所に作られた、
オーナーの部屋である水上コテージで、
デッキチェアに座り、本を読んでいるところだけです。

フロントもレストランもツアーも、
すべて従業員がこなしています。

こうした仕事ぶりを羨ましく思ったのです。

実際は、営業マンとしての
重要な仕事があるのでしょうが、
かなりのんびりと生きているように見えたのです。

理想的な働き方だと思いました。

では、このオーナーのように、自身が楽をするためには、
どうすれば良いのでしょうか。

それは、手を抜くことでも、部下に押しつけることでも、
外注先に無理を言うことでもありません。

信頼関係で繋がっている人材を育て上げることから
始めなくてはなりません。

従業員・部下が、指示するだけで、
すべてをこなしてくれるような状態に
なることが重要なのです。

そのためにやるべきことは、
手本を示せるよう、自身のスキルを高めることです。

自分のできないことを人にやらせようとしても、
的確な指示は出せませんし、
命令された側も戸惑うことになります。

トラブルが発生しても、
誰も対処できない状況に陥ります。

上に立つ者は、自身が動かなくても、
イザという時に間違いのない指示が出せるような
知識と経験を持っていなければならないのです。

自身を磨き上げ、人を育てることが、
楽をする唯一の方法なのです。

楽ができるようになれば、人が育っているということ。
会社・お店が安定しているということです。

posted by 佐藤きよあき at 09:22| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

高齢女性は、“美とファッション”を諦めてはいない。


<VOL.719>


喫茶店に入って来た、70〜80代のおばあちゃん2人。

話題は、ネイルについて。
月1回、2人でネイルに行くと言います。

季節に合わせて、ネイルを変えるそうです。
夏は花火、正月は金色。

そんな話をするふたりの目はキラキラと輝き、
笑顔で明るく、とても楽しそうです。
可愛くも見えます。

いくつになっても、女心は変わらぬもののようです。

いま、「福祉ネイリスト」という存在が
注目されつつあります。

介護・福祉施設を訪問して、
高齢者向けのネイルサービスをする人たちです。

施設にいて、自由に外出できない高齢女性であっても、
“美とファッション”への想いは強く、
いつまでも美しくいたいと願っています。

身なりを気にする女性は、
ほんの少し口紅をつけるだけでも、
表情が明るくなり、元気が湧いてくると言います。

化粧品メーカーが、
施設の高齢女性に化粧をするという活動があります。

化粧をすることで、
日常生活にメリハリと潤いを与えるのです。

若い頃のワクワク感が戻ってきて、元気になるようです。

化粧療法とも言われています。

これと同じ作用のあるのが、ネイルなのです。

特にいまの高齢女性は、ネイルの経験が少ないので、
なおさらワクワクするのです。

このワクワクする気持ちが、
病気を予防することにも繋がっています。

認知症にも効果があるということは、
学術的にも検証されています。

歳を取っても、女性は女性。
いつまでも美しくありたいもの。

ここに、ビジネスチャンス!
そして、社会貢献も。

高齢者に若い心を取り戻してもらう、
商品・サービスを開発すれば、
その市場はとてつもなく大きなものになります。

自由に遣えるお金を持っているのも高齢者です。

不要なものにはシビアですが、
楽しいことにはお金を遣ってくれます。

高齢者を元気にすることができて、
ビジネスをも成功させる。

こんな素晴らしいことはありません。

posted by 佐藤きよあき at 09:23| Comment(0) | 販売促進・集客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする